半導体

 半導体技術は1947年、ベル研究所でのトランジスタ発明が出発点ですが、
たゆみない技術革新によって
高性能・高集積・低価格化を促進できたため、使用範囲が飛躍的に拡大。
いまやあらゆる電子機器のキー・デバイスとして使用されています。
特に近年、パソコンや携帯電話、デジタル家電など、
爆発的なIT関連製品の市場拡大を受け、
これらを支える半導体の需要が世界的な規模で拡大しています。


●半導体は極限を追求する

 髪の毛の太さの1,000分の1のサイズで展開される世界-----。これが半導体を生みだす世界です。半導体、特に多数の回路素子を集積したULSI(超々大規模集積回路)の製造には超微細な加工技術を必要とします。
 パソコン用のメインメモリなどに使われるDRAM(注1)は、現在、256MビットDRAMが登場しています。これはわずか1平方センチのチップのなかに2億5,600万個の記憶セルを集積し、新聞1024ページ分の情報をそっくり記憶させることができるもの。この記憶セルは、電子顕微鏡でやっと確認できる0.18μm(注2)の超細線などで構成されています。またその製造は、1立方フィートの空気中にゴミが1個以下しか存在しないような超清浄な作業環境(クリーンルーム)で行われます。
 DRAMは、過去に1M、4M、16M、64Mビットとほぼ3年ごとに4倍の記憶容量の拡大を実現してきました。現在では1Gビット素子をにらんだ技術開発が続けられています。このように半導体の世界は、技術の極限に挑戦し、可能性を追求する世界です。

(注1)DRAM=Dynamic Random Access Memory
   (記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)の略。
(注2)1μmは1mmの1,000分の1

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